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 我慢できずに、またまた自作してしまいました。

 −やめときゃいいのに、
  止まんなくなっちゃってるよ。

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 <別れの句 編> 

 「 夏休み 
       遊んだ人も
             今は居ぬ 」

 −ひと夏の経験ってね。
  そうやって大人になっていくのさ。
  って、ひと夏で十分だから、
  こっちも経験してみたいって!

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 「 夏休み 
       過ごした家族も
               今は居ぬ 」

 −悲しいよ。別れちゃったのかよ。
  離れてても、これからも見守ってやれよ。

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 「 海水浴 
       波の向こうへ
              彼消えた 」

 −うん、そうやって、いい思い出にしていこう。
  って、彼溺れてるよ!

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 「 砂浜で 
       彼をうずめた
              3日前 」

 −そうそう、顔だけ出してね。
  そういういたずらよくやるよね。
  って、今すぐ出してやれ!
  3日って、拷問かよ!

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 「 夏祭り 
       すくった金魚も
               今は居ぬ 」

 −たいがいがすぐ死んじゃうんだよ。
  朝浮いてたりして、思いっきりブルーだよ。

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 「 花火見に 
        一緒に来た人
               今は居ぬ 」

 −はぐれたの?
  それともふられた?

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 「 花火より 
        君が綺麗と
              犬に言う 」

 −ふられたのかよ。
  犬に話してるよこの人。 
  よっぽど言ってみたかったんだね、その台詞。

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 「 係長
      出張に出てて
             夏は居ぬ 」

 −申し訳ありません。また出直しておいで下さい。
  って、ただの報告じゃねえか。

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 「 係長
      出張帰らず
            秋も居ぬ 」

 −あれ?出張延びたの?
  それとも失踪?

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 「 係長
      捜索むなしく     
             冬も居ぬ 」

 −係長、やっぱ家出人になっちゃったよ。
  何があったか知らないけどさ、
  辛いのは皆同じだから、帰ってこいよ。

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 「 係長
      春からフレッシュ
               新人さん 」

 −新しい人来ちゃったよ。 
  こうやってどんどん忘れられていくんだねえ・・・。

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 「 狼と
      思っていたのに
              今は犬 」

 −ギラギラしてたんだね、前は。
  吠えてたんだ。噛み付いてたんだ。
  群れてなかったし、シャバダバだった。
  そんなオイラも、今じゃ組織の犬と呼ばれて。
  けれども、負け犬にだけはならないぜ!

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 「 赤とんぼ
        羽をとったら
               旅立った 」

 −・・・
  って、キレイな句でもなんでもないからね!
  そのうち、とんぼの霊に呪われるからな。
  夜中に耳元で、バタバタバタバタされるからな。

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 (作、ツッコミ:晶)←今は居ぬ

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 −居るよっ!!
 
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コメント

晶

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