ひなまつり

2005年1月5日 エッセイ
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 明けましての挨拶もまだ         
 言い終わらぬうちに、         
 ショッピングセンターには       
 「ひなまつり」のディスプレイが出現。         
                     
 驚愕の余り、一瞬固まってしまいました。
 おいおい、大丈夫か?
 雪国に雪も積もらぬその前に、      
 「ひなまつり」だなんて。
 過ぎたものには微塵もこだわらない、
 後ろは決して振り向かない。      
 徹底したその姿勢には、         
 もはや尊敬の念すら湧いてきます。

 でもなぁ、
 いい加減にしとけよ!
 人をせかすにも程があるだろう!!
 一体何処へ連れていこうというのだ。

 しかし、次の瞬間、
 売場の片隅に、
 半額のシールが貼られた
 サンタクロースのお菓子を見つけました。
 なんだかとっても
 ホッと楽な気持ちになりました。
 ありがとう、サンタクロース。
 感謝の印に買おうかと思いましたが、
 彼の価値は、
 そこに居続ける事にあるので
 レジへ持っていくのはやめにしました。

 頑張れ サンタ!
       
 賞味期限は、

 「ひなまつり」より後だ。

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コメント

晶

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