変換せよ!

2004年12月4日 エッセイ
.                  
                  
 「悲しみの数だけ優しくなれる」
                  
 そんなの都合のいい方便に過ぎない。   
 どんなに辛い目、悲しい目にあってたって、
 怒りと憎しみに         
 冷たく目を光らせてるヤツはたくさんいる。
 自分の不幸には、泥ハネくらいでも騒ぐくせに、
 はねられた人を無視して通り過ぎる。

 人の痛みのわかる人、
 それは、
 たまたま気分のいい時や、
 余裕のある時の気まぐれなんかじゃなく、
 本当にいつも わかってあげられる人。

 そりゃね、自分も悲しい目にあってなきゃ、
 そんな気持ちにはなれないかもしれない。
 けれども、悲しい目にあったからといって、
 誰もがなれるものでもないんだ。
 自分の悲しみを、辛さを、
 優しさに変換していくエネルギーが必要なんだ。
 自分で悩んで解きながら
 ハートのパズルを組み替えるんだ。
 そうしない限り、
 胸の中の負のエネルギーは、
 いつまでたっても負のエネルギーのままだ。

 悲しみに暮れる同志達に告ぐ。
 (同時に己自身にも)
 エネルギーを変換せよ。
 正のエネルギーで     
 世界を照らせ。
 そうすればその光はやがて、
 自分自身をも照らす。
 明るく、きっと。
 
.

コメント

晶

お気に入り日記の更新

日記内を検索