百代の過客

2004年11月22日 エッセイ
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 あっという間だ、あっという間。
 一日一日がこんなに長いのに、
 振り返ると全てが、
 つい昨日の事のようであり。
 これをやった、ここまですすんだ、
 そう実感のない月日というのは
 こうもあっけなく、
 はかなく残らずに過ぎていくものか。
 日々が過ぎれば過ぎていくほど、
 世界から遠く取り残されていく。
 世間との時差が広がっていく。
 最近何やらそう思われて、
 それまでは鬱陶しくも思っていた
 過ぎていく時間が、
 すごくいとおしくも
 感じられるん だ。

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晶

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