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 「孤独に歩め。
  悪を為さず、
  求めるところは少なく。
  林の中の
  象のように。」

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 ゴースト、
 それは
 自分が自分であるための根源、
 自分と他人を分け隔てるもの。
 意識、精神、
 人格、霊魂。

 知識や記憶は記録し共有する事が可能だ。
 それは、現在のネットワークにおいても。
 こうして、自分の日記と称して
 個人の経験や感情を、
 全てと共有されるこのページへと
 記し続けるこの行為がまさにそれである。

 自分が自分であるための証、
 自分そのものの存 在 証明、
 人間としての自分そのもの。
 それがゴースト、
 魂である。

 人間にとって、
 最も中心、核となるものを、
 極めて不確かなイメージの言葉で
 表現しているところに、
 このストーリーの本質があると思う。

 文明により、社会の発達により、
 多くを手に入れれば入れるほど、
 希薄で不確かなものとなっていく人間性。
 その中で、
 揺るぎない魂を
 どれだけ維持していけるのか、
 確かな魂を
 示し続ける事ができるのか、
 それがそれぞれの
 人間としての価値を決めるのであろう。

 GHOST-SOUL-魂-人間

 精 密 なCGと美しい画面を見ながら、
 そんな事を思っていた。

 ー「イノセンス」

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コメント

晶

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