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 自分で傷をつけられない奴が
 他人のつけた傷をまとっている。
 つるつるペラペラの
 自分を隠すために、
 表面だけの薄っぺらな傷を
 買いあさる。
 この世に生きるための
 保護色なのかもしれないが、
 臭いまでもはごまかしきれない。
 「私はぺらぺらのツルツルです。」
 そう貼り紙をして歩いてるようなもの。
 借りものの傷で自分は飾れない。
 厚みが欲しけりゃ、まず、
 他人のものは全て捨て去るがいい。
 ぺらぺらの自分をさらさなければ、
 本物の傷も手に入れられはしない。
 
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晶

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