やられたふりして
チャンスをうかがう、
これが、プリテンダー。
相手の得意技をあえて受け、
ここで一気にいけると思わせ、
そこに生まれたスキをつく。
それまでの流れを変えて、
一気に一発逆転の
勝ちを呼び込む戦術だ。
しかし、これには、
相手の技のポイントを、
わからないように、
少しずらしながら受けるという、
高等テクニックが必要になってくる。
相手にはあくまでも、
イイのが決まった! と
思いこませなければいけない。
失敗すると、まともにくらって、
そのままジ・エンドにもなりかねない。
こいつが、奥の手、プリテンダーだ。

逆のパターンもある。
相手が一番自信をもっている技をくらって、
本当はものすごいダメージを負ったにも関わらず、
カウント1ではね起きて、
効いてないぞと、にらみつける。
相手は自分の力に自信を失い、
しばし戦意のエア・ポケットにはまる。
その間に回復して、流れを自分のものにする。
こっちのプリテンダーは命がけだ。
そのまま2発目をくらったら、
これまでにないダメージとともに、
ジ・エンドである。

リスクを払って敵をあざむき、
勝機を見いだす。
一瞬のかけひき、
プリテンダー。

これもまた、
正真正銘、
真剣勝負。
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晶

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