Oh ! ZAPPA ! !

2004年4月28日 エッセイ
最近、新人で入ってくる女の子に感じることが多いんだけど、
みんな、やたらと返事がよくて、明るいのはいいんだが、
どうにも 雑なところ が気になって仕方がない、って事が多い。

いい意味、大胆ってことかもしれないけれど、
「大雑把」な感じは、「新人」「女性」といった、
ぼく自身の中の、それとは相反する2つのイメージ要素から、
生理的な拒絶反応を引き起こしてしまう。
そういう人たちのことを、ぼくはひそかに、心の中で、
「ザッパ君」と呼んでいる。

「女性」ってところのイメージは、
もしかするとセクハラに該当するかもしれない。
でも、知らず知らずのうちに、女性に対しては、
男性よりも、丁寧さを求めている自分がいる。
適当だったり、大雑把だったりが、
男性に対しては、笑って済ませられても、
女性に対しては、どこか許せないような。
やっぱり、これも、1種のセクハラなんだろうか?
繊細な男性、大胆な女性が多くなってきて、
そんなことは性別ではなくて、生まれながらの、
個人の問題なんだろうと、頭でわかってはいても、
どうしても、女性は、丁寧で、繊細な方が、
好感が持てて、得なような気がするんだけど。
女子レスラーも、素顔は結構、繊細な人が多いように思うし。
ま、神取社長は違うだろうけど。

最初の返事はよくても、途中で聞いてこないし、
自分でむりやりやっちゃって、失敗。
やり終わった後も、汚いままで。
途中で教えようと口を挟むと、分かっているからと不機嫌になる。
失敗しても謝らない。でもって、笑って媚びて、ごまかそうとする。
なまじ、全然できない人より困る人たち。
結局、みんな、自分が、できるところをアピールしたいだけなんだ。

なんでも頼りきりなのはいけないけれど、
少々要領悪くても、細かく聞いて、丁寧に、真剣に
取り組んでくれる人が、ぼくは好きだ。
上昇志向はいいけれど、新人のうちから
やたらと剥き出しなのは、なんとも格好悪く見えるんだよ。

役に立ちたい、一人前になりたい、って頑張るのと、
自分のすごいところを見せたい、って過剰にアピールするのとは、
似ているようで、全然違うと思うんだよ。

みんなが主張する世の中になったのはいいと思うけど、
オレが、アタシが、って前にでることばかり夢中になって、
足下で、いろんなもの踏んづけちゃってるのに気づかない。
それは、問題あると思うよ。

そんなんで、やがては、勝ち組だなんて、言うんだろうから、
ろくな奴がいないんだよ。きっと。

オー、マイ、ザッパ!
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コメント

晶

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