第3試合

藤田VS納見。共に引退を間近にひかえたどうしの対決。
レフェリーは、アルシオンを引退して久しい、ファンには嬉しい府川由美。
藤田選手には若干の固さが見受けられたが、
納見選手はさすが、堂々としていた。
一つ一つの動きに表情がはじける。
お互いの良さをぶつけ合った、いい試合であった。
その中で、レフェリーなのに、自らも技をかけていった府川さんが、
最後はおいしいところをまとめて持っていった感触。
試合中も2人に、「目立ちすぎ!」と注意されてたし。
もしかしたら、M’s Style での復帰もあるのではないか、
そう思った、記念試合であった。

試合後は、新日本の永田が登場して、両選手に花束を贈った。
にやけっ面の永田は、いまいちなような気がしたが・・・。

第4試合

M’s の砦、吉田選手と大向選手の最強タッグに対して、
ここで登場、魔界魔女軍。
新日本の星野総裁だけでなく、村上までもが帯同。
いきなり場外でやりたい放題の魔界軍。
場外のパイプ椅子で、セコンドを含めての、よってたかっての
めった打ちに合ってしまう、吉田選手と大向選手。
期待に違わず汚い魔界軍。わかってはいたが、ここまで
非道な光景はぼくが観戦した女子プロの中でも、
ほとんど記憶にないほどの凄まじさであった。
気がついたら、大向選手の頭からは大量の血が流れ、
顔面を真っ赤にしたたり落ちていた。
場外で振られて、こちらに突っ込んできた大向選手が去った後には、
椅子と床とに、大きな血だまりが残っていた。
そして、鉄くさいような血のにおいは、
スタッフが拭き取っていった後も、全試合終了後まで、
ずっと、消えることはなかった。
反則の数々で、攻め込まれても、攻め込まれても、
顔面を真っ赤に染めながら、気力で返し、耐える大向選手。
自らも場外でこっぴどく痛めつけられているにもかかわらず、
何度もカットに入り、勝機を待ち続ける吉田選手。
大向選手の血の気迫が、吉田選手の闘志が、
会場全体の温度を上げ、空気を支配していた。
会場全体の目が、まさしくリング上に釘付けになっている。
まだ立ち上がるのか、もういい、十分だ、大向、
会場の思いがひとつになる。
そこだ、決めてくれ、吉田、
魔界なんかに、この新しい出発の舞台を汚される訳にはいかないぜ!
会場の声援がひとつになる。
男子レスラー村上の卑劣な乱入にも負けず、最後は、
大向のシャイニングが勝利の輝きを放った。
苦しい闘いを勝利で飾ったM’s の砦の2人。
血だらけの、ボロボロの勝利であったが、
この勝利の意味は大きい。
魔界などとは言っても、ある意味、他団体トップのライバル達との
対抗戦であった訳だから。
大向選手と魔界との対決は今後も続くらしい。
がんばれ!大向美智子!!
負けるな!吉田万里子!!
がんばれ!がんばれ!がんばれ−っ!
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コメント

晶

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