白き砂の丘

2004年3月5日 エッセイ
風に舞いたつ白き砂塵。
いったいぼくは、どこにいるのか。
冷たい砂けむりが視界をさえぎる。
キラキラと輝く砂の丘。
さらさらと崩れる足下。
頬を刺す白い砂の中を
ふらふらとさまよいつづける。
冬と春の境目に、
突如ひらいた異次元の扉。
ぼくはいったいどこへいくのか。
この空間の先にある日常は、
はたして、これまでと同じ日常なのか。
それを望む自分と同時に、
望まない自分がいる。
さあ、出口の扉が見えてきた。
今日は、どっちだ?
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晶

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