花一輪（1st Concert その2）

セカンドステージ。
彼女の2曲目。

黒のドレスがとてもまぶしい。
彼女がとっても大きく見える。
最後はやっぱりストロングスタイルだね。
真剣勝負の始まりに、会場全体の空気が変わった。
みんなが息を飲む音が聞こえる。
カッコイイね。
凄い存在感だね。
一人芝居の舞台をみるよう。
黒のドレスはライトによって、
ところどころが、赤く燃える。
肩から下がった2本の布が
赤いマフラー、真っ赤なタオルに
ついつい見える、ぼくの悪い癖。

フレーズが変わるに伴って、
沸き上がる感情がさまざまに変わる。
それらを全部手のひらに乗せて、
あ れ よ あれよと転がす彼女。
転がされている、ぼくとみんな。
転がされていく心地よさ。

実に満足そうな彼女の笑顔が見れて
今日この場所にやってきて、
本当に良かったと、心からそう思った。

今日の主役は紛れもなく彼女であった。
先生方の歌もピアノも、今日はセコンドパートナー。
ラストはあえて、セミに下がって控えるとこなど、
実に見事に、堂々としているではないか。
たとえジャンルは違っても、
数々の若手を見てきたぼくには、
メジャーの光りが見えた気がした。

最後にステージを下りるとき、
手渡された花一輪。
これにはびっくりどっ きりしたね。。
ぼくが貰ってよかったのかなぁ？
ほんとはそんなの貰わなくたって、
たくさんいっぱい、もう貰ってるから。
ステージの上から、貰ってるから。
それにさ、そもそも花だってさぁ、
ステージの上で3色に変わり、
歌って笑って咲いていたのが、
とびきり大きく華やかだったし。

そうそう、うちまで持って帰った
花にはとってもあったかそうな
ふんわりゆきが、のっかってたよ。

今日の最後の「ありがとう」は、
とびきり大声で叫びます。
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っせーのっ、
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　　ありがと−−−−！！！！

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