つらい。
苦しい。
ぼくにとって2003年の激震は、
やっぱりまだ終わっていなかった。

ついに、吉田万里子選手が退団を発表した。
AKINO選手の退団からずっともやもやとしていた不安が
とうとう現実のこととなってしまった。
吉田選手の胸の内を察すると、
本当にこちらまで苦しくなってくる。
あんなにいい人が、
どうしてこんなに苦しまなければいけないんだ。
プロレスの神様よ、いたらなぜだか教えてくれ。
会社がわるいのか?経営に関わるものがわるいのか?
興行団体の良くない体質?体質ってなんだ?
ファンもわるいのか?
選手はわるくない。
吉田選手はわるくない。
ファンのぼくには何ができるのか?
頑張っている選手が、
心からのびのびとファイトできる環境、
吉田選手が、真に自分自身のために闘えるリング。
吉田選手が、一日も早くそこにたどりつけるよう、
祈ることしかぼくにはできないのか。
ぼくたちに感動と勇気を与え続けてくれた選手達に、
ぼくたちからしてあげれることは、なにかないのか?
会場で声援をおくるだけでは、もはや足りないのではないか。
選手が上るリングそのものがなくなってきているという危機。
選手が気持ちよく上がれるリングとは、
今の時代、ただの理想にすぎないのか?
ぼくたち真のプロレスファンを自認する者達が
プロレス界に、選手の力になるにはどうしたらいいのか?
今回のことは、2003年の女子プロレス界、最大の宿題になった。
ぼくも一緒にこの宿題に取り組もうと思う。
ぼくはプロレスが好きだ。
男子だろうと女子だろうと、頑張っている選手が好きだ。
いろんな団体があるけれど、つまるところぼくが好きなのは、
人柄なんかも含めた、選手のひとりひとりなんだ。
好きな選手が多い団体は当然ひいきするし、
そうでない選手が多い団体に対しては、敵対心も抱く。
だけども、どの団体に所属していようと、
一度好きになった選手のことは応援し続けている。
あたりまえのことだけど、結局、ぼくらは一人の人として、
一人の人としての選手のことを応援しているのだ。
別にプロレスに限ったことではない。
ライブでも、もちろん同じだし、
ふだん会う人たちや、友達なんかに感じる気持ちと
根本のところで変わりはない。
ロック歌手や、ムービー・スターに対してのファンの熱狂とは
根本的に違っていると思う。
ぼくは、実際に会ったことのない人に対して、
そこまで熱狂的な情熱は注げない。
リング上のファイトにそこそこ魅せられて、
売店で話しかけら、なんだかちょっと違う感じがした。
そんな理由から、今ひとつ応援する気持ちになれないでいる選手も
実際、ぼくには何人かいる。
だけれど、親切に接してくれた選手のことは、決して忘れない。
つまるところは、人と人だということ。

吉田選手は、ぼくの会ったことのある選手の中で、
だんとつの好感度No1、人間的にもっとも好きな選手である。
自分にきびしくて、他人を思いやる気持ちがとても強い人。
最高にかっこいい。
そんな吉田選手の、苦悩の顔は見たくない。
また、吉田選手の最高の笑顔が見れる日が
一日も早く来ることをA心からぼくは願います。

いろんな思いが一気に溢れてくるけれども、
声に出して言える言葉は、やはりこの言葉。

がんばれ!吉田万里子選手!!

がんばれ!!

コメント

晶

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