おととい夜のライブの余韻にしばらく浸っていた。
今でも歌声が何度も耳に蘇ってくる。
自分が知り合った人にはみんな、幸せになってほしい。
格好つけてるつもりはないけど、素直にそう願う。
その人が、ぼくらを幸せな気持ちにしてくれた人ならば、
なおのこと、いっそうに。
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12.16.闘龍門
今年最後のビッグマッチの結果が出た。
はぐれ軍が相変わらず強かった。
JUNと土井が負けてしまい、CIMAも大鷲に完敗。
JUNと土井はもう一度いちから積み上げて頑張って欲しいし、
CIMAのことだから、決 してこのままでは終わらない。
来年はいっそう激しい闘いが続きそうだ。
望月はアラケンに負けてM2K解散を宣言。
来年から自分のために闘っていく。
個人的には、GHCジュニアやIWGPジュニアの戦線に
からんでいってほしいと思う。
今回の敗北は新たな挑戦のはじまりである。
来年のモッチーに期待大。

メインはマグナムがミラノを下してUDG防衛。
試合後のコメントを記事で読んで、胸が熱くなった。
普段はキャラクターとしてリングにあがっていても、
ここ一番の勝負でリング上にいるのは、
一人の人間同士であるということ。
いくら明るく楽しい闘 龍門であっても、
レスラーである以上、みんな一人の人間として
それぞれに熱い思いを抱いている。
年間180試合をこなしながらも蓄積されていった
人間としての思いが、
ビッグマッチではじけてぶつかる。
ひととしての自分の全てをぶつける。
今、そこに自分が存在する意味をかけて。

マグナムが、タイトルマッチ1ヶ月以上も前から
無気力ファイトを続けて、力を温存させるポーズをとっていたのも、
後輩であるミラノがそれだけ強敵であることを印象づけるためのもの。
観客の前で無気力な態度を示すのは、たとえポーズであっても
ぼくは、好き でヘなかったけれど、
後輩に対しての、マグナムなりのリスペクトがあったことは理解できていた。

マグナムはミラノに勝った、いや、
黒木は照井に勝った。
レスラーは己の体をぶつけ合って会話する。
マイクを持ち、いくら言葉を並べても、
人間と人間の真の会話はリングの上で行われる。
そして互いが互いを理解する。
そうした様子を見て、ぼくは、胸の真ん中が苦しくなる様な
強いあこがれの感情を抱く。
胸の奥を、グイグイと揺さぶられて感動する。
マグナムは、闘龍門を通じてみんなで幸せになろうと言った。
リングの上からみんなをハッピー に したいと言った。
応援してくれたみんなは全員、俺達のファミリーだからだと。
2003年も、闘龍門はハッピーエンドだ。

互いに相手をと ことん痛めつけながら闘って、
ハッピーエンドだなんて、普通に聞いたらおかしな話だろうけども、
プロレスの闘いにはハートがある。
人間としての魂がこもっている。
華麗な技や凄いパワーに驚嘆しながらも、
ぼくたちは最後には、そうした人間の魂に共鳴するのだ。
ひとと ひととが、自分の全てをぶつけて真剣に向き合っている。
その結果として初めて生みだされる、ハッピーエンド。
未来を明るく照らし、み んなに幸せをもたらす カギ は
ここにあるんじゃないかと思う。

互いに相手の光を消すために闘う総合格闘技の世界にはないものが、
闘龍門には、プロレスにはある。
ぼくはこれからもずっと、「プロレス・ラブ」である。
最近なかなか、ビッグマッチを生で観戦することはできないけれど、
必ずまた会おう、マグナム。
その時は、いっぱい声援をおくらせてもらうよ。

コメント

晶

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