上と下

上があれば下がある。
中があれば外がある。

リングの上が熱ければ、
リングの下も熱くなる。

リングの外が熱ければ、
リングの中も、なお熱くなる。

会場を包む、プラスの相乗効果。

先日の GAEA の中継で、デビル雅美選手が
こんな事を言っていた。
「自分が目指すプロレスは“正三角形”。
　自分と相手と観客、
　この3つが同じバランスで釣り合っていること。
　だから、自分はもちろんのこと、
　相手のコンディションに注意するし、
　その時々の観客の様子も、
　アンテナをビンビンに張って
　常にキャッチしているんだ。」

プロレス の観客が、常にプロレスの参加者であることを
選手自身の口から、こうもはっきりと言ってもらうと、
何というか、とってもスッキリとした気持ちになった。

観客をノせるのが選手であるけど、
選手をノせるのもまた、観客である。
ともに高みへと上っていこう。

ぼくは会場ではもちろん、TVで観戦するときも、
たとえそれが録画であっても、
ついつい声を出して選手の応援をしてしまう。
生中継なら、まわりに気を使わなくてもすむ分、
会場にいるとき以上に、好き勝手ワーワー叫んで
応援している（ご近所には迷惑です）。

今、ビッグマッチはペイパー ビュ ーになってるけど、
通信の双方向システムがもっと進んで、
自宅からの声援も会場へ送られるようになればいいのに
と思っている。
けれども、そんなシステムなんかなくても、
熱い思いは離れていても必ず伝わる！
そう信じて、ぼくはこれからもリングの上へと
声援を送り続ける。

「いけぇーっ！がんばれぇぇぇーーーっっっ！！！」