激動の日々

2003年12月11日
身も心も闘龍門で満たされている間に、
マット界に、いろいろと大きな動きがあった。
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まずは新日本。

中邑が天山を破って史上最年少のIWGPヘビー級王者に輝いた。
そして、1.4ドーム大会で
高山とのIWGP・NWF統一戦を行うことが決定した。
中邑は高山とのNWF戦で一度敗れているため、
高山が再び新日本の頂点、二冠王に返り咲く可能性もでてきた。
しかしながら、ここはやはり勢いに乗っている
中邑選手を応援したい。
二人とも大晦日の出場が決まっているため、
1.4の勝敗を 決めるのは、実のところ、
大晦日のそれぞれの結果いかんによるところ が大きいだろう。

ぼく自身における中邑選手のイメージは
NOAH初参戦の永田選手に帯同していた姿である。
新年のドーム大会で、超新星として脚光を浴びた彼も、
富山のNOAHの会場では、
試合前、無造作にロビーを行き来している彼に
注目する観客はほとんどいなかった。
ぼくは、丸めた週間ゴングを手にした彼を呼び止めて、
持っていた色紙にサインを頼んだ。
快く書いてくれたそのときの色紙は、
今や史上最年少チャンピオンの色紙となり、ぼくの宝物である。

以前、永田が 大 晦 日に敗北し、新年のドーム大会でも
秋山に敗れたときは、こちらまで 涙があふれてきた。
それは、くやしさの涙だけではなく、
同時に、大きな感動の涙でもあった。
その時、ぼくは、今後何があっても、
永田選手を応援していこうと決めたのだ。
年末から新年にかけて、ドラマは劇的に進行する。
今回も、ふたを開けてみないと全く分からない展開になると思う。
新年のゴングまでの緊張感、これぞ正にプロレスの醍醐味。
ゴングが鳴るまでの間も、既にプロレスなのである。
願わくば、強く輝く、プロレスの未来が開けんことを。
中邑!新しいプロレスの未来を、ぼくらに見せ てくれ!!

ドーム大会、永田は健介と一騎打ち。
永田は気に入らないだろうが、健介の参戦は素直にうれしい。
新日本を応援し続けてきたファンとして、
健介が新日本の大将として、外敵をなぎ倒していってくれる日が
来ることを、純粋に願う気持ちがある。

それとそれと、藤波選手の引退問題。
とうとう、引退試合なしで「リストラ」なんて言葉まで
本人の口からでてきてしまった。
ぼくたちに感動を与え続けてきてくれた、天下の藤波辰爾が、
そんな悲しいことを言わないで下さい。
柔道着を着てリングに上がった坂 口さんも、少し悲しかったけど 、
藤 波さ んはまだまだ十分に輝けると信じています。
何かの病気らしいので、気になるところだが、
万全の体調で、ぼくらにまた、感動を与えて下さい。
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次に、全女。
納見佳容選手が4月に引退することを決めて、昨日発表した。
AKINO選手に続いて、先月ぼくが会った選手に、重大発表が続く。
納見選手は、この前初めて会ったのだが、
声をかけて握手してもらったりしていると、
何となく情が移っているもので、複雑な気持ちになってしまう。
思い 返 すと、試合では生き生きとして い たけど、
売店では、やっぱり疲れている感じがしていたなあ。
しかし、自ら幕切れを決めることによって、
残された時間、いっそう強く輝いてほしいと願う。
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師走、それは、プロレス界に様々な動きがもたらされるときでもある。
そうした動きに、ファンもまた、大きく心を揺り動かされる。
それは、単にスポーツ好きの好奇心からなどではなく、
プロレスの場合は、ファンの一人一人が
選手の一人一人と、直に触れ合った記憶等から湧き出てくる、
極 めて個人的な感情であることが 多 い。
選手達は 、ぼくらに大きな感動を与えてくれる
偉大なヒーローであるとともに、
ぼくらと直に会って、触れ合った経験のある
みんなの「知り合い」でもあるのだ。
極めて一方的な「知り合い」だけれど。
(学生のころ、ぼくも花道に駆け寄って、
猪木やアンドレの、肩や背中ををさわったものだ)
だからこそ、ぼくらは彼らの挙動に一喜一憂する。
精一杯の声援をおくる。
彼らが頑張るから、ぼくらも頑張れる。
ぼくも頑張っていい年をむかえよう!!!!

コメント

晶

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